<バンコク、宗教間対話会議の舞台に>
(zenit.org、バンコク、1月24日) アジア諸地区と西側の宗教指導者がタイで会合し、多様な社会的挑戦について考察した。そこでは宗教対話や 異なる信条間の協働が扱われる。アジア文化と宗教の専門家および学者50人が1月11日から13日まで会合を開いたと、L’Osservatore Romano紙は報じている。様々な国の豊かな宗教的、文化多様性を示す傍ら、会合は他の宗教への積極的な態度をつくり、そこに現れる素晴らしさと真理と 美に注目するために開かれた。

<コンゴの教会、非暴力訴える活動を開始>
(Zenit.org, キンシャサ(コンゴ民主共和国)、 1月17日)コンゴ民主共和国の小教区の鐘が一斉に聖母マリアのお告げの祈りを人々に呼び掛けて鳴った。鐘には、コンゴの民衆の非暴力抗議の叫びを象徴す る意図もあった。この鐘は1月の毎土曜日、同国司教団の最近の全体会合の締め括りに発表された平和構築の養成プログラムの一部として、繰り返し鳴らされ た。

<フィリピンの伝統行列、数百万人を動員>
(Zenit.org, マニラ、1月12日) フィリピンのある伝統行列が、事前のテロ活動可能性の警告を押し切って数百万人を動員した。「黒いナザレ人」(火によって黒くなっ た十字架を背負うキリスト像)の行列には、報告によると700万もの参加者がいた。この印象的な民間信心は400年前、1606年5月31日、メキシコか らマニラまでの船での火災から奇跡的に救われた彫像の伝承に遡る。火で黒ずんだこのキリスト像は、1791年と1929年にキアポのバジリカを襲った家事 からも、1645年と1863年の震災やさらに1945年のマニラ爆撃からも救出されている。

<2011年、宣教師26人殺される>
(Zenit.org、ローマ、1月1日) Fides通信局が昨年2011年に殺害された司牧労働者のリストを公表したところによると、26人の司牧 ケア労働者 (前年比1名増) が殺害され、内訳は18人の司祭、4人の修道女、4人の信徒であった。そのうちの多くは窃盗や誘拐の未遂途上で巻き込まれた殺人である。そのほかは、 Fidesの報告によると「キリストの名において、憎しみをもって愛に、絶望をもって希望に、暴力的反対をもって対話に反対する人々に殺された」という。

<メルケル首相、カテドラルで訪中を締め括る>
(『南華早報』South China Morning Post , 広州、2月5日) A.メルケル独首相が3日間の中国訪問を締め括った。政治分析家たちは、メルケル首相の司教および由緒あるカトリック大聖堂訪問を、北 京が信教の自由に対して行う、圧迫への間接的な批判と見ている。同首相には、2日に北京の著名な人権派弁護士との面接を阻まれた経緯がある。プロテスタン ト信者のメルケル氏は、バチカンと北京(中国の司教叙階を巡って格闘している)双方から認可を受ける、ヨセフ甘俊邱広州司教に迎えられた。首相は推定5千 7百万の中国キリスト者への関心を示す機会を得た。

<オリッサの迫害されたキリスト者、ゆるしを選択>
(L’Osservatore Romano、ブヴァネーシュヴァル、2月8日)インドのオリッサで迫害を受けたキリスト者たちは、キリストの福音に促され、「敵をゆるし愛する」ことを 望んでいる。これは、先日オリッサにある神の愛の宣教者会のハンセン病患者の家で開かれた会議で発せられたものである。100人近くの人々が、インド・キ リスト者グローバル協議会 (GCIC) 主催の会議に参加した。参加者には、2008年オリッサでのキリスト者虐殺の中心、カーンダーマール地区の寡婦や子どもがいる。この虐殺で、100人以上 が死に、56,000人が退去を余儀なくされた。振り返り、祈り、分かち合いのひと時が会議で設けられた。